今日は漁師の店で夕食

今日は朝から息子の調子が悪かった。なんだかグッタリして食欲も無さそう。妻は朝から野菜を買いに行くとの事で、留守の間、息子の事を任された。息子の様子は、暫くはあっちへ行ってはゴロゴロ、こっちへ来てはゴロゴロとウロウロしていたが、台所へ行ったと思うと『ゲロゲロ、ウェーン』という泣き声が聞こえてきた。すぐさま行ってみると、嘔吐していた。嘔吐した事にびっくりして泣いているのか、まだ気持ち悪くて泣いているのか判らないが、とりあえず抱っこして気持ちを落ち着かせた。それでも顔は半泣き状態で、『ママトイレ?』と母親を探している様子。『ママは買い物に行っているから、もう少ししたら帰ってくるよ』と説明すると、ママが居ない事を理解したらしく、口を歪めた今にも泣きそうな悲しい表情の顔から大粒の涙がポロリと落ちた。布団に横になり、寂しさを堪えながらママを待つ息子。暫く待っていると、ガチャッとドアが開く音がした。さっきまで悲しそうな表情でグッタリしながら布団に横になっていたのに、音を聞いた途端にムクッと起き上がり、玄関へ走っていった。ママ効果か、その後はすっかり元気になり、朝ご飯の味噌汁を3杯もオカワリしていた。まあ、とりあえず元気になって良かった。
夕食は父親の知っている漁師の店へ連れて行かれた。車で30分程の所の、正に海っ縁に、その店はあった。1階はどう見ても魚屋で、水槽には地元で捕れる魚が沢山泳いでいる。ここで食べたい魚を注文すると、2階の席まで持ってきてくれるシステムらしい。魚を見た息子は『おさかな』とか『おまみみ』と叫んでいる。『おまみみ』の意味は不明だったので無視していたら、2階の席に着いても『おまみみ』と何度も大声で話し、どうしても判って欲しいらしい。妻と二人で頭を悩ませていると、父親が『おさしみじゃないか?』と聞いてきた。息子に『おさしみ?』と聞くと、満足そうに笑顔を浮かべた。自分の言いたい事が伝わらないってストレスやフラストレーション溜まるだろうね。
その店で最初に出てきたのは海老だった。海老は特に調理された様子もなく、そのままの姿で出てきた。何故かサランラップされていたが、すぐにその理由が分かった。皿の上の海老がピシッと跳ねたのだ。なるほどサランラップしておかないと、海老が跳ねて逃げてしまう。父親は海老を徐につまみ上げ、頭の部分をグイッとねじ切って、胴体の部分に醤油を少し付けると、口の中に放り込んだ。これを見た息子は自分も食べたいと言い出して、病み上がりで心配だったが、皮を剥いて食べさせてあげた。結構気に入ったらしく、次から次へと口の中に海老が消えていく。その後ヒラメの刺身が出てきた。息子も待ちに待っていたようで、『おまみみ、おまみみ』とテンションが上がる。そして刺身も海老と同様どんどん口の中に消えていく。こんなに刺身好きだったかな。
しかし今日、一番喜んでいたのは妻だった。特に生きた海老をそのまま食べれるのはここならではの事であり、沢山食べていた。刺身もメバルの煮魚も美味しかったようで、妻に喜んでもらえて良かった。家に帰ったら魚は美味くないし、また粗食の毎日だからね。
で、妻も息子も満足して車へと歩いていたとき、息子が転んで泣き出した。膝小僧をすりむいたらしく、血が出ている。大丈夫だから、早くお家に帰ろうと息子を促すが、息子はなかなか車に乗ろうとしない。ママの『痛いの痛いの飛んでいけ』攻撃も効き目がない。散々手こずった挙げ句、結局店に戻り、絆創膏を貼って貰って、納得して車に乗ってくれた。結局、自分は重症なんだとアピールしていて、治療してくれた事で納得したんだと思う。早く言葉を覚えて、意思疎通できるようになるて良いね。頑張れ息子!
さて浦和レッズ、ニュースはありませんが、土曜日ね鹿島戦に向け準備万端ですか?期待していますよ、ブッフバルト監督。そして小野伸二選手。勝ち点3宜しく。