PK戦の末、オーストラリア撃破しアジアカップ準決勝進出!

立ち上がりこそオーストラリアに押し込まれたが、その後は速いパス回しで試合を支配していた日本。守備陣はビドゥカを完全に封じ込め安定しており、あとは日本がいつ点を獲るかといった展開だったが、オーストラリアは何とビドゥカを下げ、足に不安のあったキューウェルを入れてきて状況は少し変化した。ビドゥカの高さではなく、日本相手にスピードで勝負してきた。この作戦は結果的には功を奏し、後半24分、低く速い弾道のコーナーキックはゴール前の密集地帯をすり抜け、巻が付いていたアロイージに決められ、何と先制を許してしまった。あー、W杯の再現か…。誰もがガクッと肩を落としていた後半26分、中村俊輔のクロスを巻が落とし、相手のクリアミスのボールを高原直泰がゴール左のポストに当てながら押し込み同点!思わずガッツポーズで『ヨッシャぁ』と叫んでいた。ワールドカップの雪辱が懸かるだけに、オーストラリアには絶対負けられないからね。その後、後半31分、高原の顔面へ肘打ちに近い形で手が入り、グレッラが一発レッドで退場。これで完全に日本がゲームを支配し、オーストラリアはカウンターか、相手ゴール前でのスローイン、またはコーナーキックフリーキックといったセットプレーに賭けるしか無い状況に追い込まれていた。こうなれば、あとは決めるだけ。日本は数々のチャンスを創るも決めきれず、試合は延長戦へ。延長戦でも最後中村俊輔のシュートが相手GKシュワルツァーに止められ得点ならず、PK戦に突入。嫌な予感が過ぎったが、アジアカップPK戦といえば、川口能活。前回のバーレーン(だったかな?)相手のPK戦で鬼神のごとき活躍を魅せた川口が、今回もやってくれた。ヤッターマン。オーストラリアの1人目、2人目を立て続けに止め、PK戦も日本ペース。最後高原が外したときは焦ったが、最後は中澤佑二がキッチリ決めてくれて勝利。これで準決勝進出だ。準決勝は7/25…俺は出張中だから、絶対勝って決勝進出してくれ。
浦和レッズの選手は鈴木啓太阿部勇樹とも無難にプレーしていたが、見せ場的には少なかったね。阿部勇樹が足を引きずっていたのが気になったが、まあ怪我無く帰ってきておくれ。坪井慶介は出番が無いが、コンディションは崩さないよう気を付けておくれ。8月1日には負けられない大事な試合がありますから。
日本ベスト4進出!PK戦でオーストラリア下す アジア杯