昨年2兆円の利益を稼ぎ出した天下のトヨタ自動車が、単独通期で営業赤字に転落の見通し。今の不況が如何に深刻かを物語っている。世界的な景気後退による販売不振と円高のダブルパンチ。でも、案外こういう時こそチャンスだったりする。こういう機会に会社のスリム化をしたり、体力が無いライバル会社を横目に一気にシェアを伸ばすチャンスもある。また、もしアメリカのビッグ３が倒れれば（ビッグ２になったり？）一時的には大変な不況に見舞われるが、トヨタにしてみれば名実ともに世界一になるチャンスが広がる。短期的な大不況に耐え抜いた会社にだけ与えられるチャンス。今まで稼ぎまくったトヨタには十分な体力があるだけに、一見大変そうに見えて、実は裏では虎視眈々とそんなことを考えているのかも。でも、トヨタは車で言えば大型トラック。走り続けるには大量の燃料（人件費、設備の維持費等ランニングコスト）が掛かる。不況が長引けば損失もどんどん膨れ上がる。やっぱり大変だろうね。
トヨタ、初の営業赤字に…販売不振と円高ダブルパンチ
