川崎フロンターレ戦、2-0浦和レッズ快勝!

こりゃ本物か?
前節の山形戦で漸く連敗を止めた浦和レッズ。今節の川崎戦は、ある意味終盤戦を占う一戦。レッズは前半からボールを支配。しかし、ゴール前では1トップのエジミウソンが孤立。原口元気梅崎司がサイドを攻め上がりクロスを上げるも、中にはエジしかいない状況が続く。ゴール前の迫力の無さは連敗中の試合が思い出されたが、これは川崎相手と言うこともあり、やや守備的に入ったと言うのが正直なところだろう。梅崎司が個人技でシュートまで持ち込む機会もあったが、これも相手GK川島にきっちりセーブされた。対する川崎はレッズの出方を観察しつつ、レッズが人数を掛けないと見るや、逆に人数を掛けたカウンターを仕掛けてくる。しかし、レッズは連敗中のような守備の綻びは無く、際どいところでも闘莉王が身体を張って守り、最後は久々先発の山岸範宏がキッチリ抑えていた。ブッフバルト監督時代の鉄壁の守備を彷彿させた。前半は0-0で終了。
後半に入り、鈴木啓太が積極的に上がるようになったが、それでもなお川崎ペース。谷口、ジュニーニョ鄭大世中村憲剛らが次々と浦和ゴールを脅かす。しかし、前半に続きレッズの守備は崩れない。そして迎えた後半22分、貴重な、貴重な先制ゴールが決まる。ゴールまでおよそ30メートルの位置から、ポンテが直接フリーキックをゴールに押し込んだ。闘莉王が囮になって川島永嗣の反応が遅れたね。このゴールは大きかった。久々にポンテ様降臨って感じだったね。聞く所によると、レッズがフリーキックを直接ゴールに入れたのは、この3年でたった2本らしい。そういえば、最近見た記憶が無いなぁ。更に後半35分にはゴール前までボールを運んだ鈴木啓太が、ゴール前のエジミウソンからのパスを受け、相手DF3人の間を貫く豪快なシュートを決めて、大きい2点目をGET。
このあと田中達也梅崎司に代わって途中出場。更に高原直泰エジミウソンに代わり途中出場。2点目の直前に原口に代え堀之内聖を入れて、啓太と阿部勇樹と構成した3ボランチが機能し、危なげ無く試合を終了させた。
結局今日の試合も先制点が大きかった。先制ゴールを境にレッズの選手は前へ飛び出していけるようになり、追加点も生まれた。もしポンテのFKが決まっていなかったら、どうなっていたのか分からない。ただ、守備が安定してきたのは朗報。昔の体を張って粘って守るレッズが帰ってきた。先制ゴールまでの攻撃にはまだ課題があるものの、守備から入る方向性は間違っていない気がする。残り8試合、全力で行きましょう。
浦和 得意の等々力で完勝