昨年の今頃の浦和レッズ

今年の第25節が終わった時点の浦和レッズは勝ち点45で、首位サンフレッチェ広島と勝ち点差2、2位ベガルタ仙台とは勝ち点で並び得失点差で9差の第3位に付ける。第4位のジュビロ磐田、第5位の名古屋グランパスとは勝ち点差4だ。
これに対し昨年の浦和レッズは、第25節終了時点の勝ち点が28で14位だった。
順位と勝ち点は昨年と比べるまでも無いが、得点は今年の35に対し昨年は31。この+4点が+4勝に繋がったともいえるが、昨年並とも言える。
むしろ、昨年32の失点を24とした守備の安定化(というかチームとしてどこでボールを取るとか誰がどこを見るとか、当たり前のルールを当たり前に出来るようになったこと)が奏功したと言える。
ただ、サッカーとして大きく変わったのは攻撃。得点こそ昨年と大差無いが、サッカーは断然面白くなった。得点だって25試合で35(平均1.4)ながら、直近の10試合は17点(平均1.7)と広島や仙台に引けを取らない。このまま熟成して、得点力のあるFWなど良い補強が出来れば、来年の得点力は更にUPすると思う。
その他気付き事項としては、昨年は25節で3位の柏が優勝、今年25節で3位は浦和。直接対決もあるし、このまま残り9試合全勝するチームはきっと無い。この時期勝ち点差2なんて並んでいるも同然。あとは、浮足立たず、しっかりと地に足を付けて、目の前の試合に集中して、勝ち点3を積み上げて行きたい。浦和の強みは2006年の優勝経験だ。坪井慶介平川忠亮鈴木啓太らレギュラー陣の他、山田暢久山岸範宏田中達也らも中心メンバーだった。これから先、柏木陽介槙野智章だけじゃなく、彼らの活躍にも期待したい。

<今年>
順位 チーム 勝点 試合 勝 引分 敗 得点 失点 得失点差
1 サンフレッチェ広島 47 25 14 5 6 47 26 +21
2 ベガルタ仙台 45 25 12 9 4 44 24 +20
3 浦和レッズ 45 25 12 9 4 35 24 +11
16 ガンバ大阪 25 25 6 7 12 47 51 -4
17 アルビレックス新潟 25 25 6 7 12 17 29 -12
18 コンサドーレ札幌 10 25 3 1 21 20 64 -44
<昨年>
1 ガンバ大阪 53 25 16 5 4 63 41 +22
2 横浜F・マリノス 50 25 15 5 5 36 22 +14
3 柏レイソル 50 25 16 2 7 45 35 +10
14 浦和レッズ 28 25 6 10 9 31 32 -1
16 ヴァンフォーレ甲府 21 25 5 6 14 28 51 -23
17 モンテディオ山形 20 25 5 5 15 21 37 -16
18 アビスパ福岡 12 25 3 3 19 19 55 -36
http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1f&t=ranking&s=25&y=2011