バーレーン戦

オウンゴールでの勝利だが、何はともあれ勝って良かった。“勝つ”事が重要だった。この試合、勝ち方は問題ではない。勝ち点3が重要だったのだ。
試合は前半から積極的に攻めるも得点できず、0−0で折り返し。お互いに決定機を創り出す事は出来なかった。しかし後半、三都主がキレまくる。左サイドをガンガン上がり、精度の高いセンタリングを数多く上げた。中村も良かったし、中田も後半からようやくチームにフィットしてきた感じで、特に守備では安定感を示したが、今日は何と言っても三都主だろう。三都主の攻撃はバーレーンにはかなり脅威となっていたし、プレッシャーを与えていた。サルミーンオウンゴールも、そういったプレッシャーの蓄積から生まれたとも言える。問題はFW陣で点が取れなかった事か。高原はイラン戦に続き先発したが、得点できなかった。ポジショニングは良く、チャンスには顔を出すが、決定力を欠いた。鈴木も積極的に頑張ったが、チャンスにはあまり絡めなかった。途中玉田と交代したのは妥当な判断だったかもしれない。思わず『エメルソンの帰化問題はどうなっているんだ』と呟いてしまう。今日は運よく勝つことが出来たが、次はアウェイ。サルミーンも次はサービスしてくれない。必ずしもFW陣が得点する必要は無いが、FW陣には、どんどん枠内へのシュートを打って欲しい。
6月は厳しいアウェイ連戦が待ち受ける。初戦は今日勝利したバーレーンだ。引き分けで良しとしたい所だが、2戦目の北朝鮮も楽な相手ではなく、またバーレーンがイランに勝ってしまうという最悪のシナリオを考えると、出来ればバーレーン戦で勝ち点3を取って北朝鮮戦に望みたい。ちなみにバーレーンがイランに勝つと、イランと共に日本戦を残して勝ち点10。日本は最低でも勝ち点11(3試合で5点の上積み)が必要となってしまう。北朝鮮に勝ち、イラン、バーレーンに引き分けると、3チームが勝ち点11で並ぶのだ。ドイツへの切符を確実なものにするには、残り3戦の内、2勝する事が必要だ。北朝鮮戦を取りこぼした国が敗退か。
6月が待ち遠しいが、その前にセリーグ開幕、そして浦和レッズのリーグ戦、そしてナビスコカップ予選がある。楽しい季節がやってきたのである。ヽ(^。^)丿