マンU戦敗戦後の永井の笑顔(マンU戦後記)

ボーダフォンカップ敗戦後、ルーニーがヒーローインタビューを受けている頃、レッズのメンバーはグランドを一周する恒例の挨拶の最中だった。サブの選手、及び負傷等で途中交代した選手はベンチ前のグランドに座り込み、『早く(表彰式等の)セレモニーが終わらないかなぁ』と言わんばかりに、ダラダラと過ごしていた。中でも永井はスタンドに知人が居るらしく、(知人に向け)笑顔で手を振っていた。一緒に居た都筑は大あくび。試合終了後ではあるが、あまり見たくない光景だった。親善試合とは言え、相手が名門マンチェスターユナイテッドとは言え、2−0で完敗だったのだ。


一方のマンUはと言えば(これが無ければ、あまり気にもならなかったのだろうが)、サブ組が中心だとは思うが、何と練習をしている。何やらダッシュを10人位の選手が繰り返している。何のためのものかは良く判らないが、負けたチームの選手が芝生に座り込み、笑顔で手を振る光景とのギャップにはただ呆然とするばかりだ。

試合の後に練習しろと言っている訳では無いが、サッカーに取り組む姿勢の様なものに差があるように感じた。無論、永井個人を責めるものではなく、チームとしての問題だろう。チームを引っ張るリーダー的存在が浦和にはいない。山田も頑張っているが、性格上の問題で難しい。ドゥンガ(元磐田)とまでは言わないが、チームに緊張感を与えるリーダーが欲しい所だ。今の状況では、達也、長谷部、そして啓太の成長を待つしかない。


週末には大事なナビスコ準決勝清水戦(アウェイ:日本平)がある。永井は『(笑顔で)ナビスコカップで頑張ります』とコメントしており、この日とは違う永井の姿を期待したい。