危うい試合でした。前半１−０で折り返すも、以降なかなか決定機を創れず、逆に東京Ｖはジウ投入以降チャンスを創り始める。前半影を潜めていた相馬は左サイドを何度も突破し、ゴール前のワシントンへボールを入れられる。逆に後半10分辺りからレッズの選手は中だるみ状態。相手へのプレッシャーが少なくなり、中盤を支配できなくなっていく。ワシントン、ジウ、平本らに猛攻を浴びるが、最後、都築がゴールマウスを死守。しかし、そんな苦しい時間帯の中、遂にその時はやってきた。ゴール前に浮いたボールを小林慶行がヒールで合わせ、同点ゴール。う〜ん、これは都築でも防ぎ切れない。ガンバが負けているだけに勝ち点３が欲しいぞ。しかし、ここからレッズは意地を見せる。ポンテが技ありのスルーパス、それをマリッチが見事に決めて勝ち越し。この１点は大きかった。マリッチにとってもレッズ残留に向け、大きい１発だ。その後ポンテの技ありループシュート、そして闘莉王のＰＫで４−１。勝負あり。
今日ガンバがグランパスに負けて、勝ち点差は再び４。セレッソが勝ってレッズとの勝ち点差３の２位。鹿島は引き分けてレッズとの勝ち点差２の３位という状況。次節はナビスコ準決勝で借りのあるジェフ千葉。順位や勝ち点をどうこう言えるポジションではなく、とにかく残り試合ベストを尽くして、天命を待つしかない。とにかく次のジェフ千葉戦、全力で勝ちに行きたい。
そして今日の東京Ｖ。柏も負けたとはいえ、降格にまた１歩近づいた。残り３試合で柏との勝ち点差５。天皇杯を制したチームが苦しんでいる。レッズも降格経験があるだけに気持ちは良く判る。名門チームだけに頑張って欲しい所だが、レッズも『明日は我が身』で引き締めて行きたい。
