田中達也選手、練習試合とはいえ3戦連続ゴール。昨年10月15日の悪夢のような怪我から7ヵ月半、いよいよ完全復活が間近となった。今年の浦和レッズはワシントンという強力なFWを補強し、期待通りの活躍を見せてくれてはいるが、チームとしての攻撃のバリエーションという点では物足りなさがあった。スコアレスドローに終わった名古屋グランパス戦、攻め切れなかったナビスコ準々決勝2戦目の川崎フロンターレ戦など苦しいゲームが幾つかあった。ワシントンへ中央から簡単にボールを集め過ぎ、単調な攻撃になり、ワシントンへのマークがきつくなってもゴールへの他の手段が出てこない。黒部光昭を入れてFWの枚数を増やしたり、闘莉王をボランチに上げたりしても、効果的ではなかった。やはりここは田中達也である。
今から思えば、現在の3-6-1の形は田中達也が怪我をしてから出来たものだ。田中達也以外にも永井雄一郎や他のFWもいたが、先発メンバーとしてブッフバルト監督に認められていたのはマリッチと田中達也だけだったという事だろう。そしていよいよ田中達也が帰ってくる。いきなり3-5-2に戻す事は無いだろうが、強力なオプションを今後は備える事となる。早く公式戦復帰後初ゴールを見たいものです。
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