ジュビロ磐田戦、2-0完封勝利で4連勝!

今日の試合、良くも悪くも小野伸二次第だと思っていたが、開始早々の前半1分にフリーキックを直接決めて先制すると、その後前半28分には見事なループシュートを決めて前半だけで2得点。大活躍ではあったが、実はいずれも田中達也が絡んだ得点。1点目は田中達也が相手ゴール前でもらったFKだった。2点目は山田暢久からのパスに素早く反応し、相手DFをスピードで振り切ると、飛び出してきたGK川口とペナルティエリア外で1対1になり、川口がスライディングでクリアしたボールを小野伸二がループで決めたものだった。2点目のきっかけとなった川口との接触プレーで田中達也は足を痛め、途中交代。ここから徐々に流れが悪くなった。2得点目の時に審判を侮辱した(と思う)理由で相手DF田中誠が一発レッドカードで退場。これで後半は一人多い状況になりながら、ワシントンが決定機を次々と外し、田中達也の代わりに入った永井雄一郎がドリブルからボールを奪われるなどリズムを崩し、逆に磐田に浦和のそういったミスからリズムを掴まれ、前田遼一に決定的なシュートを2本撃たれる始末。ここは都築のスーパーセーブ*1に感謝。結局、小野伸二は後半運動量が落ち細貝萌に交代。前半の活躍はさすがと思わせたが、やはり今のレッズのキーマンは田中達也かな。田中達也が抜けて、明らかに前線の動きが少なくなり、パスが通りにくくなり、相手にインターセプトされてピンチを招くシーンが増えた。永井もいい選手だと思うが、今のレッズの良い形にはマッチしていない感じだ。もう少し球離れを速くし、ボールを動かすサッカーが出来ないと、レギュラーは厳しい。一人でドリブルで切り裂くなんてめったに出来るものではない。もう少し確率の高い攻撃をしないとね。
結局、今日の試合は2-0でレッズが4試合連続の完封勝利。闘莉王を欠く中、この完封勝利の意義は大きい。やはりレッズはこの強固な守備が基本。これでガンバ大阪追撃に向け、良い形で中断期間に入れる。来週、再来週とガンバ大阪とのナビスコカップ準々決勝。お互い好調をキープしているだけに、良い試合が期待される。今期レッズが優勝するには8月15日のガンバとのアウェイ戦を勝利する必要があると思われ、お互いの今の実力を測るには注目の試合ですね。

*1:1本目のヘッドは本当によく反応したと思う。