アジア王者を賭けた決戦の日、埼スタには行けないが、せめてテレビの前で応援するために、まとわりつく仕事を振り払い、早々に会社を後にした。帰る途中、携帯でレッズプレスをチェック。スタメンはまだ発表されていない様子。しかし試合開始までは1時間を切っている。胸の高鳴りを感じずにはいられない。足取りは自然と速くなり、心は落ち着きを失いつつある。間もなく試合開始、約2時間後には勝利か敗北の結果が待っている。必ずしも良い結果が待っている保証は無い。無論、どんな結果でも受け容れる覚悟は出来ている。しかし、みんな信じている。レッズのACL制覇を信じている。泣いても笑ってもこれが最後の2時間。全力で栄冠を勝ち取れ！
