岡野雅行。日本を初めてのワールドカップに導いた男。浦和レッズでは野人と呼ばれ、自分で出したスルーパスを自分で受ける男。さすがに若い頃の快速は少し衰えを見せてはいるものの十分速く、また最近では積み重ねた経験から主に右サイドで技能的なプレーを見せる。明るい性格からチームのムードメーカー的な役割を持ち、実際のプレー以上にチームへの貢献度が高い。サポーターからの人気も絶大で、引退するのはまだ早い気もするが、若手育成のためチームとしては世代交代も必要だ。それでも実力で負けない限り引退の意思は無いだろうと思う。「俺を引退させたかったら俺を越えて見せろ」ACLに向けて進退を懸けた気合の丸刈りには、そんな意味も込められている気がする。今年のリーグ戦出場は僅か2試合で9分。レッズサポとしては最後にパッと一花咲かせて欲しいね。奇しくも今日は敬老の日。上手く出来てるね。
