不調磐田に1-1ドロー

不調磐田を叩いて一気に波に乗りたい所だったが、やっぱり簡単じゃないね。今日も前半から主導権は握るものの、前節までの浦和レッズと少し様相が異なった。パスが上手く繋がらないのだ。どうやらエコパのピッチの芝が異様に長いらしく、パスが途中でボソボソと止まってしまう。前半は何度かそんなパスをインターセプトされてピンチを招いた。そうこうしている内に徐々に中盤でボールを失うようになり、前半32分には西からのヘディングのパスを坪井慶介が抑えたかに見えた所、ジウシーニョにボールを奪われ、そのままフリーでシュートを撃たれ、とうとう先取点を献上した。まあジウシーニョの個人技にやられたとも言えるが、坪井のミス*1だろうね。
この辺からレッズは焦りからか、または長い芝対策か、パスを諦めたかの様にロングボールを次々と放り込み、選手の上がりが追い付かないため前線でFWが孤立する場面が目立った。「これは不味い展開」まるで昨年までのレッズを見ている様だった。「このまま負けるのか?」とても心配な気持ちで後半を迎えたが、長いピッチにも徐々に慣れたのか、パスが少しずつ繋がる様になり、また主導権を握り始めた。そして迎えた後半23分、闘莉王から後ろに戻したボールを細貝萌が再びゴール前に放り込み、エジミウソンがヘッドで合わせて同点に。まあ川口能活の判断ミスで前に出てきた所を、落ち着いてヘディングで決めてくれた。
この後、ゴールポストのファインセーブでジウシーニョのシュートを防いだ場面等もあったが、結局試合はこのまま終了。浦和レッズはアウェイで勝ち点1を拾って、エコパを後にした。まあまだ3試合。これからもっと良くなるはず。6月頃までにチームを見極めた上で、要すれば夏には補強もある。今日は勝てなかったが、長い目で見守りたい。

*1:山田暢久鈴木啓太とのお見合いだが、坪井が一番近かった。