広島カープ最終戦(野村引退試合)飾れず、黒田単独最多勝ならず・・

morimoto772005-10-12

大事な試合だった。カープにとっては野村謙二郎引退試合、そして黒田の単独最多勝が懸かる試合。一方の横浜ベイにとっては4年振りのAクラスが懸かる試合だった。29,777人の大観衆を飲み込んだ広島市民球場は、大変な熱気に包まれていた。試合は序盤、金城と種田のタイムリーでベイが2点をリードすると、広島は緒方と倉のソロホームランで同点に追い付く。黒田も踏ん張り所だった5回、死球で出塁のランナーを石井がショートへの内野安打で?返し、ベイ勝ち越し。そして最大の見せ場となったのが6回裏、今日で引退の野村が2ベースで出塁、キムタクのバントでノーアウト1、3塁でクリーンナップを迎える大チャンス。しかし、嶋三振、新井レフトフライで2アウト。そして5番前田、右へ左へホームラン性の大ファールを放った後、センターへ抜けるかという当たりの強い打球はショート石井に阻まれ、結局この回無得点。これは痛かった。この後ベイに1点追加され、結局2−4で敗戦。野村の引退試合は残念ながら勝利で飾る事はできなかった。http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051012-0046.html
最後の引退セレモニー、野村泣いてました。広島カープ一筋17年、イチローより先にメジャーへ行くと思われた天才は、広島でプレーし続ける事を選び、最後まで全うした。福田が引退するとき、『レッズ以外でやるのは厳しい』と言った心境にも似たものがあるのかもしれない。野村引退の今年、奇しくもカープは12年振りの最下位。12年前も監督は山本浩二監督だった。しかし今年、黒田の最多勝、そして新井の本塁打王という結果を残した。前田も3割30本塁打を記録し、来季に向けての望みはある。来期からはジョンソン新体制がスタートする。この山本監督の遺産を元に、優勝を狙うための補強をし(これ大事)、カープファンを10月まで楽しませてくれるような野球を見せて欲しい。初優勝の時のように最下位からの優勝を魅せて欲しい。
最後に、野村選手、17年間ご苦労様でした。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051012-0048.html