今回のACLで初めての中東遠征となった今日のACL決勝第1戦セパハン戦。浦和レッズはアウェイの厳しい環境の中、アウェイゴールを1点奪っての価値あるドローを勝ち取った。
先ず先発メンバーで驚いた*1。2トップは永井雄一郎とワシントンで、田中達也はベンチ。右サイドは阿部勇樹が努め、DFラインにはネネが入った。予想された先発メンバーから田中達也が外れ、ネネが入った事になるが、オジェックが守備からこの試合に入った姿勢が伺える。このオジェックの采配は、試合開始間も無くから正解だった事を感じさせられることになる。1,600mの高地、幅広で劣悪なピッチ、相手の激しいチェックにも笛が鳴らないアウェイホイッスルの中、前半からボールの支配率は圧倒的にセパハン。相手は攻守の切り替えが速く、ボールを奪うとあっという間にゴール前まで運ばれる。この辺はレッズが引き過ぎて中盤が空いていたこともあるが、カウンターを武器にしているという情報にうそは無かった。それでも浦和レッズは最終ラインが踏ん張って、決定機は創らせない。逆に前半の途中からレッズも徐々にペースを掴み始め*2、永井の決定的な肩シュートが生まれるが、完全に捉えることができず、ボールは左へ逸れた。ここは決めて欲しかったねぇ〜アレス。その後も永井はゴール左からポスト直撃のシュートを放つなど、今日は運が無かった感じかな。しかし、この後もレッズは平川忠亮を起点にセパハンゴールを攻め、前半終了間際にポンテのビューティフルゴールで先制。この時は家の中で飛び跳ねて喜びながらも『このまま終わる事は無いだろうなぁ』と心の中では思っていた。
そして後半開始早々、その悪い予感はいきなり現実のものになる。ペナルティエリア内に入ってきたボールにカリミが触り、コースが変わった所にセパハンの選手がたまたま待ち構えておりシュート。都築龍太が弾きポストに当たり跳ね返ったボールがまたしてもセパハンの選手（カリミ）の前にこぼれ、難なく決められてしまった。アンラッキーと言えばそれまでだが、中盤をフリーにした*3事から始まった失点劇とも言える。そして、この後の数分間、浦和レッズは浮き足立ったのか*4、セパハンの猛攻を受け、いつ失点するかという時間帯が続いた。しかし、何とかこの猛攻を凌ぎ切り、押されながらも1-1のドローに持ち込んだ。
- http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/etc/news/20071107-OHT1T00188.htm
- http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20071107066.html
今日の試合、出来れば勝ち点3が欲しかったけど、試合を観戦した人なら、そんな贅沢は到底言えないだろうね。しかし、アウェイゴールを奪っての1-1ドローはレッズにしてみれば悪くない結果だ。11月14日、埼スタでの第2戦、キッチリアウェイの洗礼を浴びせ返し、勝ってACL優勝を決めて欲しいね。
今日イランまで応援に駆けつけたレッズサポの皆さん。本当に頭が下がります。ひょっとして職業：レッズサポ？11月11日にはこちらも大事なリーグ戦第31節川崎フロンターレ戦があります。今日の所はゆっくり休んで、明日から気持ちを切り替えて、頑張りましょう。
