極寒のトヨタスタジアム、記念すべき浦和レッズのクラブワールドカップ初戦、相手はACL決勝を戦ったセパハン。浦和はポンテ、田中達也を怪我で欠き、セパハンはナビドキアが体調不良？でベンチスタートになった。トヨタスタジアムはグルッと一周真っ赤に染まり、アウェイゴール裏にもレッズサポが陣取る。試合開始前、ホームゴール裏とアウェイゴール裏とで交互に応援する光景は、なかなか見れる光景ではなかった。ポンテ不在在の中、トップ下を努めるのは長谷部誠。しかし、今日フリーキックを任されたのは、何と永井雄一郎だった。前半のコーナーキック、いきなりミスキックを披露した永井だったが、前半32分、フォワードとしての仕事をしてみせた。左サイドで相手を振り切った相馬がゴール前のキーパーとディフェンダーの間にクロスを通し、待ち受けた永井雄一郎が難なく決めて先制。相馬が珍しく左サイドで仕事をした。
今日はレッズはリーグ戦終盤の戦い振りとは見違えるような、個の強さ、勝利への執念を見せてくれた。しかし、なかなか得点出来ない。先制する前にも、長谷部誠が決定機を外す場面もあり、攻めながら得点出来ない横浜FC戦が頭によぎる。永井のゴールは、そんなレッズサポの心配を吹き飛ばして余りある、レッズにとっては本当に貴重な何試合振りかの得点になった。後半に入り、クロスバーに助けられる場面もあったが、運も味方に付けたレッズは優位に試合を進め、後半9分にワシントンがペナルティエリア内の角度の無い所から2点目を決めた。その後永井の気合いのヘディングからオウンゴールが生まれ、3-0とリードを広げ、ほぼ試合を決めた。最後カリミに1点返されたが、結局そのまま3-1で勝利。最後の失点は、闘莉王がパスを通されたためのもの。この辺は課題が残るものの、記念すべき今日の試合で勝利できた事は良かった。
これで今季はあと2試合。次の相手はACミランだ。世界に浦和レッズを披露する絶好の機会、今日の試合と同じく、全力でぶち倒せ。
待ってろ、カカ。
