浦和レッズ、PK戦制して世界3位!


前半早々の5分、坪井のミスからPKを与えてしまい、いきなり失点。その後も浦和は攻撃の形をなかなか創れない。前半30分位までは完全にサヘルの時間帯になり、防戦一方。セパハン戦のVTRを見ている時、クラブワールドカップ史上、先制点を許して勝利したチームは無いという言葉が頭をよぎる。しかし、望みを捨てた訳ではなかった。相馬崇人や長谷部、山田暢久など、1対1で全然負けていない。ACミラン戦程の絶望感は無かった。絶対追い付けると信じていた。そして迎えた前半35分、相馬崇人からのクロスをワシントンがヘッドでジャストミートし、同点ゴール。上げた相馬崇人も良かったが、決めたワシントンも凄かった。スタンド観戦の闘莉王含め、選手全員の、この試合を最後に日本を去るワシントンにゴールを決めさせたいという強い気持ちが同点ゴールを生んだと感じた。どうやらこの辺りから、山田暢久が右サイドへ回り、右サイドの細貝萌ボランチ、長谷部がトップ下へとポジションチェンジしており、これも功を奏したようだ。これはオジェックの指示によるものらしい。
後半もサヘルペースで試合は始まった。なかなかシュートまで持っていけないレッズ。しかし後半25分、セットプレーからの1チャンスをまたしてもワシントンがヘッドで決めて逆転。永井のフリーキックも良かったが、決めたワシントンを褒めるべきゴールだった。これで2-1。このままいけば文句なしの勝利だったが、エトワール・サヘルも最後執念を見せる。後半30分、シェルミティが都築龍太の一瞬の油断の隙を突いて、同点ゴールを決めて見せた。試合は結局このままPK戦へと突入したが、今日の2失点は本当にもったいない失点だった。来季に向けて反省材料かな。
そしてPK戦。城南一和戦と同様、TVを見ていられなくなり、チャンネルを替えてしまった。そして暫くしてチャンネルを戻すとワシントンがインタビューを受けていた。テロップには浦和世界3位の文字。『勝った』浦和レッズはアジア勢で初めて、世界3位の座に輝いた。
これでワシントンとネネとはお別れだ。最後の最後に世界3位というお土産を渡す事が出来て、本当に良かった。これで来季の始動まで長い長いオフに突入。レッズサポは冬眠期間に入るが、せいぜいストーブリーグで暖まる事にするかな。

ワシントン選手、ネネ選手、お疲れ様でした。本当にありがとう。