大神神社登山から青山高原フランス料理

奈良県の南部にある大神神社
何でも日本最古の神社だとか。
隣には三輪山という山があり、受付すれば登ることが出来るのだが、登山ではなく登拝と書いてある。
受付の人の話によると、山そのものが神様という解釈らしく、観光気分溢れる我々家族に対し「ハイキング気分で登られては困る」的な視線を突き刺して来た。
それでも一応ここまで来たので、家族四人で申し込み、登山、いや登拝開始。
道は想像以上に険しく、妻と娘のチームは3合目で脱落。
俺と息子チームは序盤は快調に飛ばし、途中、おじさんおばさんチームを追い越した。
しかし、5合目辺りで息子の足は燃料切れの車の様にピタッと止まり、座り込んでしまった。
しばらく休んでいると、さっき抜いたおじさんおばさんチームに抜き去られ、それでもまだ立ち上がれない息子。
背中のデイパックを俺が持ち、息子が選んだ使いにくい重くて短い杖を俺の使い易い杖と交換してあげることで、漸く息子の重い腰が上がった。正直、もう山を降りるしかないと諦めかけていたが、息子が立ち上がってくれてホッとした。
息子はその後も所々で座り込みながらも、何とか頂上を制覇。頂上には素晴らしい景色も無ければ、登頂証明書みたいなものもなく、達成感はイマイチだったけど、息子は良く頑張ったと思う。
その後、予定より遅れて青山高原に到着。夕食はフランス料理。
息子は初めて?のフランス料理で、ナイフとフォークに悪戦苦闘。緊張もあったせいか、息子も娘も翌朝の朝食バイキングの方がずっと美味しかったらしい。