田中達也復帰後初ゴール、山田はジョージにやられて退場!しかし2−0勝利!

新潟戦で『寝ていた』と評された前半15分、今日は全く違っていた。先ず最初に気付いたのが坪井の上がり。坪井が積極的に上がってくる。小野伸二も積極的に上がり、ヘディングでシュートを狙ってくる。平川も山田もよく走っていた。そして何より田中達也が効いていた。今日はイケル、その予感は的中した。前半30分、これも右サイドを上がった闘莉王からのパスを達也が受け、DFをかわして放ったシュートは相手GK相澤の左手をかすめ、ゴール右隅に見事に決まった。先ずはおめでとう。しかし喜んでいる暇は無い。川崎は1点で勝てるほど甘い相手ではないのだ。しかも、このあとすぐに山田が退場。審判への異議でイエローをもらった山田は、その後すぐのプレーで肘が相手の顔に入り、スグサマ2枚めのイエローをもらい、レッドカードが出て退場。山田は激高していたが、気持ちはわかる。明らかに故意ではなく、しかも異議で1枚もらっている状況でカードは厳しすぎると思う。まあジョー*1だから仕方ないか、で済ませてはいけない。審判の質向上のためにも、あとでチームとしてしっかり抗議した方が良い。

川崎相手に前半34分で10人で戦う状況を強いられ、これは厳しいと思ったが、今日はDF陣が踏ん張った。というより、相手をよく研究していた。マギヌンや我那覇中村憲剛といった所に仕事をさせなかった。唯一ジュニーニョには要所要所でシュートを撃たれていたが、それでも山岸範宏が何とか防いでいた。後半に入ってもこの状況は変わらない。浦和レッズの選手は集中が切れない。10人でも積極的に攻め上がり、田中達也ペナルティエリアで相手DFをかわし決定機を創る。このチャンスは相手DFのタックル*2で得点には至らなかったが、惜しかった。調子の上がらないマギヌンと交代した松下裕樹が代わった直後に放ったシュートがポストに当たった時はヒヤッとしたが、それ以外で決定機は無かった。一方レッズにも平川が相手GKと1対1になる決定機を演出したが、平川忠亮のシュートは相手GKに阻まれた。長谷部にいつものキレが無いのが気になったが、10人で戦っている状況で守備を固めたかったのか、或いは前半にイエローを1枚もらっている状況も考慮したのか、内館に交代した。その後平川忠亮に代わり相馬崇人田中達也に代わり永井雄一郎が途中出場。その永井が代わった直後の後半31分、三都主からのスルーパスを受け、貴重な2点目を決めた。よくやった、永井。その後も全員でしっかり守り、川崎から貴重な勝ち点3を奪った。ふう、疲れたぜ。
それにしてもオシムは誰を見に来たんだろうね。田中達也か、闘莉王か、鈴木啓太か、はたまた相手川崎の中村憲剛谷口博之ダブルボランチか。まあそんな事を気にしている場合じゃない。今日は川崎に勝ち点差1に迫ったものの、ガンバ大阪名古屋グランパス相手に5−1の完勝で首位に立ち、レッズとの勝ち点差は3だ。次はホーム駒場大分トリニータを迎え撃つ。次節は川崎とG大阪が直接対決だが、そんな事は気にせず、目の前の試合を1試合1試合確実に勝つことに集中して欲しい。
今日は良い試合だったよ。次もヨロシク。ブッフバルト監督。

*1:柏原丈二:Jリーグ各チームのサポが一番やめて欲しいと願う審判の一人

*2:TVで見る限り相手DFのファール:本来ならPKをもらっているはずだったが、これもジョージでは仕方が無い