カカは速かった。ピルロのフリーキックは凄かった。ジェンナーロ・ガットゥーゾはしぶとかった。何よりセードルフのポジショニングの良さには参った。あの坪井慶介がカカに速さで負けていた。闘莉王も高さでは競り勝ったものの、カカには抜かれていた。ワシントンのシュートは軽くキャッチされた。長谷部誠が簡単にボールを奪われた。ネネも惜しいヘディングシュートがあったが、速さで圧倒された。阿部勇樹が、永井雄一郎が、鈴木啓太が必死でボールを運んだが、なかなかシュートは打たせてもらえなかった。これが両チームの実力差。0-1というスコア以上に、絶対的な実力差がそこにはあった。中2日という不利なコンディションがあったが、仮に逆の立場でも勝つのは難しかったと思う。しかし、相手はセリエA優勝17回の欧州の名門。浦和レッズは昨年初めてJリーグを制し、初めてACLを制した新参者だ。今日は負けたが、浦和レッズにとってここが出発点。今季で浦和を去る選手もいるが、残った選手はこの悔しさを忘れずに、いつかはリベンジするんだという気持ちを忘れずに、頂点を目指したチーム作りをしていってもらいたい。最後に、今日のレッズの選手は、本当に良く頑張りました。次の3位決定戦、今シーズン最後の試合、頑張って勝ちましょう。
それにしても、山田暢久。相手の実力に合わせた力を発揮する特技は、今日のACミラン戦でも証明されましたね。最初から出しとけば、ひょっとしたらひょっとしたかも？タラレバタラレバ…。
