浦和レッズ

Jリーグ発足から3期連続最下位でスタートを切ったレッズ。一時はJ2落ちの屈辱も味わうなど苦しい時代が続いたが、オフトが来て浦和は変わった。かつての日本代表にもそうしたように、レッズの選手に対しても基本を徹底的に教え込んだ。攻撃のバリエーションは少ないが、組織的なサッカーができるようになった。チームとしての方向性を示す事ができた。それまでのレッズは闇の中での試行錯誤の繰り返しだったが、オフトが来て、闇は晴れた。そして、実を結んだのが2003年のナビスコカップだ。初戴冠にレッズサポーターは燃えた。オフトがやめたのは今でも残念だが、彼はレッズに輝かしい第1歩を踏み出させてくれた。そして04年。ギド、ブッフバルト監督。残念ながらタイトルは逃したが、2NDステージは圧倒的な強さを誇り、見事ステージ優勝を勝ち取った。05年、山瀬を失ったものの、十分優勝を狙える戦力を有している。これは犬飼社長の手腕による所が大きい。有望新人も多数入団してきた。今年は是非とも第2歩、第3歩を踏み出して欲しいものだ。