マンU戦、敗戦、しかし…

蒸し暑い夜だった。試合開始前に一瞬雨がパラつく程、空気にはたっぷり水分が含まれており、売店で買ったレッズ団扇が手放せない一日だった。


今日は浦和美園から埼スタまでの道程から何か雰囲気が違った。赤い人が大勢いる所はいつも通りだが、思ったよりマンUサポが多い。いざスタジアムに着いてみると、アウェイスタンドはいつも通りロープで仕切られていたが、どんどん観客が押し寄せ、とうとう仕切りが無くなり、アウェイスタンドは満員となった。ホームより先にアウェイスタンドが満員になる試合は初めての経験だった。また我々の席(メインロアー)でも、アウェイに近い席ではあったが、マンUサポに囲まれた状態で、不自由な応援を強いられた。


しかし試合はレッズが前半からチャンスを多く創り、互角以上の闘いを見せてくれた。特に長谷部、山田が気を吐いていた。長谷部は真っ赤なスパイクでマンU選手に果敢に勝負を挑み、見事に抜き去って見せた。山田は4バックのDFとしての起用だったが、再三相手ボールを奪い、そのまま攻め上がり、チャンスを多く創った。横山のシュート空振りは惜しかったなぁ。前半はブッフバルト監督も言うように満足のいく内容だった。そして後半に夢膨らませていた頃、友人から電話があった。どうやらメインロアーの1列目で観戦しているらしい。しかも、1歳半になる長女がグズるので、席を代わってあげるというのだ。この素晴らしい申し入れを素直に受け入れ、後半からはレッズベンチのすぐ後ろでの観戦となった。


ところが後半開始早々ルーニーに決められる。2点目のループシュートも素晴らしかったが、ゴール前のゴチャゴチャから落ち着いて枠を捉えゴールを決めた1点目に“差”というものを感じてしまった。一方レッズは期待のポンテ&マリッチが後半から登場。まだまだチームにフィットしていないが、ポンテについては良いパスも出していたし、期待が高まる内容だった。マリッチについては、頑張ってはいたが、正直不安が高まる内容だった。同時間帯に出場したエスクデロの方が得点の匂いが強かった。まあ今の段階ではマリッチがどんな選手かも知らないし、周りの選手もどんなボールを期待されているのか判らない。ギドのコメントではまずまずの評価だし、今は静かに待つしかないか。それにしても守備は下手だったなぁ。

写真は敗戦後ベンチに引き上げてくるレッズイレブンです。