明日から洞爺湖サミット!

明日から始まる洞爺湖サミットの主なテーマは、世界経済と地球温暖化対策。世界経済に関してはサブプライム問題を発端とする原油穀物への投機マネーによる物価上昇が一つの問題だが、バイオ燃料の普及に伴う穀物価格高騰も大きな問題。その辺は地球温暖化問題にも関連する。まあ経済も重要だけど、地球温暖化に関しては待った無しの状況だけに、有益な結論を期待したい。ただ、国別に考えると、物事は単純ではない。1970年代のオイルショック以来早期に省エネに取り組んできた日本にとって、基準年問題は重要。日本にしてみれば、既に削減しているCO2排出量を基準に削減のハードルを決められてはたまらない。後は開発途上国の問題。彼らにしてみれば、これから発展するために、どうしてもCO2排出量は増加傾向になる事情もわかる。そこら辺の折り合いは難しいだろうね。いずれにしても、個人や企業の心がけに頼る方法では無理で、やはり経済的に合理的な方法でないと普及は難しい。そこは企業努力+政府のやる気の問題かな。例えば太陽光発電風力発電に対する税制の問題や、電力会社による買取の問題、また電気自動車や燃料電池に対応するインフラ整備の問題など、政府が真剣になれば新たな市場が生まれ、新たな投資が発生し、景気も上向きになるのでは?なんてのは素人考えですが。
北海道洞爺湖サミット