フィンケ采配的中ってとこですか

90分間映像を見た。シミュレーション騒動を除けば、両チームとも上位決戦らしい素晴らしい攻防を見せてくれたと思う。そして浦和レッズの方が川崎フロンターレよりも、3-0のスコアほどの差は無いにせよ、明らかに主導権を握っていたと思う。今日の3-0に慢心してはいけないが、自信は持って良いのではないか。
前半7分、8分に細貝萌田中達也のゴールが立て続けに決まったシーンは鳥肌が立った。細貝萌は本当に良い選手に育った。鈴木啓太ボランチでのレギュラー取りは厳しいかもしれない。思い切りの良いミドルシュートが決まったシーンは、運が良かったともいえるが、積極性が産んだ得点ともいえる。昨年までのレッズだったら、横パス、バックパスのオンパレードで、ボールを奪われてのカウンターというパターンだった。昨年との違いは、前へ、前へという姿勢。後半の堀之内聖のゴールもそうだが、ボランチの、しかも守備固め的な交代で投入された堀之内聖があそこまで詰めていることが、全てを物語っている。アナウンサーが「阿部勇樹3点目〜!」と間違えたほど。
また山岸範宏のPKセーブも見逃せない。川崎の分厚い攻撃に晒される時間帯もあったが、落ち着いてさばいていた。前半のオフサイドの誤審はあったが、運も実力の内。後半にPKを止めたシーンは、本当に価値あるPKセーブだった。
川崎は後半頭から中村憲剛ジュニオールを同時投入。レナチーニョ、チョンテセらと分厚い攻撃を見せてきたのを受け、フィンケ監督は堀之内聖を早めに投入。これが奏功。今日はフィンケ采配も冴えていた。

全てが上手く回っている感じの浦和レッズだが、こんなときこそ要注意。次節はジュビロ磐田戦だが、全力でぶつからないとやられかねない。我が家今季初参戦だし、頑張ってください。まあ息子の授業参観があって、遅刻必至だけどね。