広島東洋カープ、野村謙二郎選手引退表明

morimoto772005-09-15

1980年頃、広島東洋カープは、山本浩二、衣笠、高橋義彦らを擁し、黄金時代を築いた。そして彼らが引退した後、野村謙二郎、江藤、緒方、前田、金本らが入団し、第2の黄金期を築くと思われた。しかし、優勝には手が届かず、江藤が巨人に去り、金本が阪神に去った。そして今期、野村が引退。野村ほどの選手が優勝を1回しか経験せずに現役を引退する事は非常に残念であり、寂しい限りだ。前田、緒方はベテランの領域となり、嶋、新井、尾形らの新戦力が台頭。世代交代の時期にきていることは間違いないが、せめて、前田、緒方が現役の内にもう一度優勝をしたい。来期の監督の話はまだ無いが(ブラウンとの噂も…)、本気で優勝を狙う組閣を期待したい。
野村は引退後、指導者修行のため米国留学。そして、広島の新球場杮落としの年に監督として広島に戻ってくる予定だ。野村が戻ってくる頃、日本のプロ野球界は改革が進んでいるだろうか。企業がスポンサーとなり、チームに投資し、良い選手を取って来る事自体は当たり前のこと。問題は、特定の球団に金が集まる仕組みと、金さえあれば何でも出来る制度だろう。先ずはドラフトが改革されるようだが、FA制度や外国人枠の問題も含め、なるべく戦力が均衡するような仕組みが必要だ。人気選手が分散すれば、好カードも増えるだろう。また、それに連動し、TVの放映権も公平に運用する必要がある。各球団に相応の放映権料が公平に入る仕組みを考えたい。
しかし、最後は球団の努力だ。不公平感が否めないプロ野球界だが、それでも球団は努力を怠ってはいけない。広島は黒字経営と言われるが、ファンに満足される野球を提供していない。広島カープは企業のものでもあるが、ファンのものでもある。ファンを楽しませる野球をして、尚且つ健全経営を目指したい。そうでないと、この先ジリ貧だ。それでも市民球場へ通い続けるファンはいるだろう。球団はそんなファンを裏切らないで欲しい。

今日もまた浦和レッズネタがありません。西谷がコンサドーレ札幌へレンタル移籍することくらいでしょうか。残念ながらレッズではあまり活躍できなかったが、新天地で頑張って欲しい。レッズから移籍して活躍する人って、結構居るしね。恩を仇で返す人たち。