勝てば優勝という試合が2試合続き、2試合とも敗れた。実質、川崎戦辺りから一つ勝てば決まる状況だった。しかし、蓋を開けてみれば、最後の5試合は3分2敗で終わり、とうとう一つも勝つことは出来なかった。藤口代表は試合後、『ACL制覇の後ガンバとの勝ち点差が広がり、気が緩んだ』と語った。そうだろうか。実際の所は判らないが、選手の言動に油断はなかったし、またプレーを見ても精一杯プレーしていた。しかし、何かがおかしかった。それが気の緩みと言われればそれまでだが、今日の横浜FC戦にしても格下ながら油断は無かっただろうし、それでも勝てないのは、オジェック監督も最後認めるように、疲労の蓄積、特に精神的な重圧感に押し潰されそうな試合が続いたACL前後の消耗の影響は否めない。これは非常に高い授業料ではあったが、必ず来季への糧になるはずだ。また、選手層が厚いと言われながら、怪我人の影響はあるにしろ、最後はギリギリのメンバーで戦う羽目に陥った。藤口代表も言うとおり、山田暢久の負傷離脱の影響は大きかった。しかし、厚いと言われた選手層をオジェックは上手く使いこなすことは出来なかった。来季に向け、補強の噂もチラホラあるが、いくら補強してもサッカーは11対11でやるスポーツ。今年の教訓を基に、ターンオーバー等も考えながら、上手にコンディションを保っていきたい。そのためにも、今回は特に補強には力を入れて欲しい。選手の人数ももう少し多い方がいいよね。来季の目標は、鹿島をぶちのめしてJ1優勝を奪還し、ACL2連覇だ。
おっと、その前にクラブワールドカップがあった。今日でリーグ戦の重圧から解放されたとすれはば、案外好成績を残せるかもね。
